きっと明日

思う気持ちを言葉に

さよならはいらない

 

遠い記憶 

あの日の寒さを今も覚えている

赤く染まった君の頬も手も


あの日と同じような寒さ

もうすぐ ここに来るのかな

そんなことを考えながら

今日もうつむきながら歩いてる

君を探すように


君がいないことが普通なんだと

心の中でつぶやいてみる

自分に言い聞かせるように

 

僕は君を待っていた

僕は君を待っている

今でもここで

 

夏が消えていく 夜になれば

冷たい風が吹く

 

秋はもうそこまで来てるのかな

 

君の足元にも 秋の匂いが

届いてるのかもしれない

 

また今日が消えていく

また君と離れてく

 

君の声を忘れそうになると

あの日の電話を思い出す
今では 声は変わったのかな

お互いに

 

声も想い出も いつか

消えてなくなるのかも
風と一緒に

 

さよならが

僕は欲しかったわけじゃない
もしもう一度話せたら

本当の僕を語りたい
そんな ありえない機会を

僕は探してる

 

君を待っている


時間が流れていく

君と会えなくなって

もう何年過ぎたんだろう

 

何もない僕 君がいなくなって

何も感じなくなった
何を食べても味もしない

 

照れ臭い顔 苦笑い
今日も夜を待ってる


僕は君を待ち続けている

君の目は変わってないのかな

そんなこと ぼんやり考えている

 

さよならはいらない